木を使った家づくり
木造軸組工法とは日本の風土に最も適した工法で、鉄筋コンクリートの基礎の上に土台を置き、柱を立て、梁をかけて家の骨組みを作ります。木造軸組工法の特徴は、壁の位置や窓の大きさなどが自由に設計できたり、家族のライフスタイルに合わせて増改築やリフォームしやすいことです。Imacocoでは、木の温かみに包まれて健やかに暮らすことができる木造住宅をお届けています。
- 木の特徴
空気の温度変化を和らげる断熱性、湿度をコントロールする調湿効果、光や音を適度に吸収する反射抑制効果など、木には様々な特長があります。木を切ると環境に悪いのでは、と思われがちですが、木は二酸化炭素を吸って酸素を放出し、炭素を糖分にして成長していきます。成長の止まった木をそのままにしておくとあまり炭素を蓄えず吸った二酸化炭素をそのまま放出するようになります。そこで、成長の止まった木を住宅に使用し、その分新しい若木に植え替えることで大気中の炭素ガスの量を減らして、酸素量を増やすというエコロジーな循環ができるのです。
- ヒバの強さ
日本の気候に適した建築材として知られる”ヒバ”。ヒノキ科の針葉樹であり、「ヒバ普請の家には蚊が3年は寄り付かない」といわれるほど防虫効果の高い木です。とりわけシロアリに対する強さは他の樹種には見られないほど。また、湿気に強く、ヒノキ以上に腐りにくいという特性も持っています。基礎の上の土台に「ヒバ」を採用してより住まいの防虫効果を高めています。
- 木の強さ
鉄やコンクリートと比べると、木材はどこか弱いイメージがあります。しかし同じ重さで木材と他の材料を比べると圧縮強度(押したときのづぶれにくさ)はコンクリートの約10倍、引っ張り強度(引っ張ったときのちぎれにくさ)は鉄の約4倍、コンクリートの200倍という結果が報告されています。
- 火に強い
木材は鉄やアルミニウムに比べても火に強いという特性もあります。燃え上がっても表面は焦げて炭化層を形成し、これにより酸素の供給が絶たれ、内部にまで火が進行しにくく、燃えにくくなるのです。1000℃以上になっても必要強度は保たれます。一方、鉄は800℃(火災レベル)以上で急激に強度低下し、変形してしまいます。