断熱
Imacocoでは、家全体を断熱材できめ細かく、隙間なく包み込み、さらに断熱性能の高いサッシ・ガラスを採用し、気密性・断熱性を高め、冷暖房時に発生するCO₂削減を実現し、これからの地球環境に配慮した住まいづくりを進めていきます。
- 平成28年省エネルギー基準
日本の住宅の省エネルギー性を高めるために、断熱や気密、冷暖房に関する基準を定めたものです(※1)。各都道府県が8つのエリアに区分され(※2)、その中で滋賀県は4地域に指定されています。平成28年省エネルギー基準は建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(以下「建築物省エネ法」という。)は、エネルギーの使用の合理化等に関する法律で措置されていた300㎡以上の建築物の新築等の「省エネ措置の届出」や住宅事業建築主が新築する一戸建て住宅に対する「住宅トップランナー制度」等の措置に加え、新たに「大規模非住宅建築物の適合義務」、「特殊な構造・設備を用いた建築物の大臣認定制度」、「性能向上計画認定・容積率特例」や「基準適合認定・表示制度」等を措置したものとなっています。住宅の省エネルギー性能の評価については、住宅の窓や外壁などの外皮性能を評価する基準と設備機器等の一次エネルギー消費量を評価する基準を用い、環境への配慮と快適な暮らしを両立させるエコな暮らしを実現します。
※1「住宅に係る建築主等および特定建築物の所有者の判断基準」と「設計、施行及び維持保全の指針」の2つからなります。
※2地域区分は都道府県で分けられていますが、運用は市町村単位で行われています。- 吹き付け断熱工法
家の隅々まですっぽり断熱材で覆う吹き付け断熱工法は、液体を化学反応させて断熱材を形成し、ホースで施工面に吹き付けます。きめ細やかな泡がわずかな隙間にも入り込み気密性が向上し、住宅各部からの空気の漏れや隙間風を防止することができます。この断熱材は内部の99%が空気でできておりその空気で断熱するため、断熱性能が劣化することなく構造体の温度変化や劣化による伸縮にも柔軟に対応できます。また、高度な気密化により室内間の温度差が少なく、冬場のヒートショックを予防でき、家族みんなが安心して暮らすことができます。
- アルミと樹脂のハイブリッドサッシ
アルミと樹脂のハイブリッド構造で、圧倒的な断熱性能を実現。一般複層ガラスの約2.0倍の断熱効果を発揮するLow-E複層ガラスを標準装備。片側のガラスに特殊金属膜(Low-E)をコーティングし、さらに、最適に設計された厚さの中空層が熱の出入りを抑えます。室外側に耐久性や強度に優れたアルミを採用し、雨、風、日差しによる劣化を防止。室内側には断熱性に優れた樹脂を採用し、熱の出入りを抑えます。
- 湿気対策
住宅の耐久性を引き出すためには「湿気対策」が何より重要となってきます。とはいえ最近の住宅は気密性が高く、蒸れやすい環境にあるのも事実。そのためには乾燥した新鮮な空気を取り込んで、湿った空気を屋外に排出させることが不可欠です。いわば、家全体で呼吸させてやることが「木の家」のルールなのです。
- 床下換気システム
Imacocoでは、基礎を地盤面から40センチ以上の高さに設定し、床下に十分な通気スペースを確保しています。さらに基礎と土台の間に基礎パッキンを取り付ける方法で、通常の床下換気口の1.5~2倍の換気が可能になりました。空気がこもりがちな床下の四隅まで十分換気ができるので、土台などが腐るのを防ぎ、シロアリを寄せ付けにくい環境を作ります。
- 壁体内通気工法
住宅の耐久性を低下させる大きな原因に「壁体内結露」があります。これは、壁の中の湿気が室内外の温度差によって冷やされて水滴化する現象で、大量のカビの発生を招く原因になることも。このような状態を改善するために、湿気を通して雨を通さない透湿防水シートで構造体を覆い、胴縁で外壁と構造体との間に空気の道を確保し、室内から発生した湿気や熱気を外部に排出させ結露を防ぐ壁構造の「壁体内通気工法」を採用しています。
- 棟換気
壁体内に空気の通り道を作り、スムーズに湿気を放出するために、棟部分に換気口を設けて屋根のてっぺんから空気を逃がす「棟換気」を取り入れています。外壁下部の通気口から排気、さらに軒裏換気口から吸気して棟換気口から排気します。