少し前になりますが、静岡県島田市を流れる大井川に架かる「蓬莱橋」に立ち寄りました。
全長897.4メートルを誇るこの木造歩道橋は、世界一の長さとして知られ、ギネス世界記録に認定されています。
実際に目の前にするとその一直線に伸びる姿に思わず息をのみます。
また、この橋は国内でも数少ない賃取橋としても有名です。
橋の入口で料金を支払い、いざ一歩踏み出すと、足元から伝わる木の質感とわずかな揺れが心地よい緊張感を与えてくれます。
歩みを進めるにつれて、周囲には雄大な大井川の流れと広い河川敷、遠くには山々の穏やかな稜線が広がり、開放感に包まれます。
風が吹き抜ける音や鳥のさえずりが耳に優しく、日常の喧騒から離れた時間を感じることができました。
橋の中央付近で振り返ると、来た道がまるで一本の線のように続き、その長さを改めて体感できるのも印象的です。
運が良いと富士山を望むことができるようですが、この日は残念ながら見ることは叶いませんでした。
しかし、橋を渡り切り、振り返った景色には目を見張るものがありました。
ゆっくりと往復するうちに心がすっと軽くなり、歴史と自然が織りなすこの場所の魅力を存分に味わうことができました。
たくさん歩いた後は、隣接するお茶屋さんのおいしいお茶で一息つき、心と体を落ち着かせます。
この橋は、長い木の橋=長生きの橋、全長897.4(やくなし=厄無し)の語呂合わせで縁起のいい橋として人気があります。
静岡を訪れるなら、ぜひ足を運びたいスポットのひとつだと思います。
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