お久しぶりです。
栗東ハウジング現場監督の桒原です。
先日、大坂にて古民家鑑定士という試験を受けてきました。
古民家鑑定士の内容は、主に伝統工法と在来工法を扱い、古材、工法の違い、建築の変遷や時代を学びます。
そもそも在来工法と伝統工法の違いとは何か?
在来工法は弊社が取り扱う住宅であり、台風や地震水平にかかる力に抵抗する部材、筋交、火打ちといった補強材を駆使し、
建物の強さを維持します。いわゆる耐震です。
しかし伝統工法にはそのような補強材はなく、石場立て工法という石の上をすべることで地震力を逃がすことができます。
いわゆる免震です。
補足ですが、石の上に木材や柱を乗せる際、石の窪みの形に柱の底面を形造る技術を「光付け」といいます。
この技術が大工さんの腕の見せ所です。
他にも、伝統工法は柱が露出しているため、木材の状態や具合を把握することができますので、メンテナンスがしやすいです。
・伝統工法は免振構造→建物にかかる力を逃がす
・在来工法は耐震構造→建物を強くする
左写真は弊社のモデルハウスです。
この2つの理屈を今回は覚えて帰って下さい。
こういった投稿をこれからも発信していきますので、ぜひこれらの住宅の知識を参考に、これからの住宅を選んでください。