今日は地盤改良工事の作業風景を。
どんな建物を建てるにしても、まず地盤がしっかりしていないとダメです。
事前にしっかりと地盤調査を行い、その土地がどんな地質を含む土地かを調べます。
そして、必要に応じて建物を安全に支えるために地盤強化の工事を行います。
住宅の基礎となる地盤を、適切な状態に改良する工事が地盤改良工事です。
地盤が弱いと、時間経過で地盤沈下が起こったり、地震の際土地が液状化したりして建物が倒壊する危険性が高まります。
昔は地盤調査を行わなくても住宅の建築が可能でしたが、
地盤の状態を確かめずに家を建てたことで不同沈下が起こり欠陥住宅の増加が問題になりました。
そのため、平成12年に建築基準法が改正され、品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)が制定されました。
この法律の適用により、現在では地盤調査がほぼ不可欠です。
この法律では、全ての施工業者に対して瑕疵担保期間(10年間)を義務付けています。
皆様もお家を建てる際はまず地盤調査を行い、どんな土地なのかをしっかりとチェックしてください。
さて、難しい文章はこのくらいにします。
地盤改良工事には主に表層改良工法、柱状改良工法、小口径鋼管杭工法という3種類があります。
今回の土地では柱状改良工法の中の湿式柱状改良工法を行いました。
工法の内容は割愛しますが、「湿式」つまり水が要ります。
なのに手続き等の関係でまだ水道がありません。
大量の水を近隣の方にお借りするわけにはいきませんので、
今回は散水車をレンタルし、せっせと水を運びました。
初めての散水車、久々のミッション車、初めての4t車両、
普段とは異なる業務、初めての給水作業・・・はい、結構楽しかったです。w
今回は2日間かけて工事完了。
作業を頑張ってくれた大きな地盤改良専用工事車両は
さらに大きなトラックに載せられ帰っていきました~。
今年の私のブログはこれが最後になると思います。
今年一年ありがとうございました。
年末ご多忙の折ではございますが、お身体にお気をつけて良き新年をお迎えください。
blog by ふじむら