「食べたものが身体を作っている」
いつも心に留めている大切にしている言葉の一つです。
しかしながら、毎度毎度食事を作るのは大変。
お買い物も毎日なんて行ってられない中、
常備菜があると助かります。
(本当に世のお母さん方、心から尊敬しています!)
「スガさん」のブログは、書籍が出る前から
おかずに迷った時にたまに覗いていましたが、
久しぶりにたまたま見た記事に感動し、大好きになりました♪
よろしければ読んでみてください(^^♪
以下、だしのレシピ 「~終わりに~」から転記
「この記事を書くのに、ものすごく時間がかかりました。
でも、だしのレシピは、どうしても書きたくて、どうしてもお伝えしたかったんです。
理由をご説明します。
だしの取り方から話が飛ぶんですが、
例えば、「運動してリフレッシュ」「アロマテラピーで心身ともにやすらぎを」
「泣ける映画で心のデトックス」「毎朝毎晩n分ずつの瞑想で心身のデフラグ」
昔からある自己啓発書、雑誌、広告やメディアなんかで、嫌でもよく目にする内容です。
とてもいいことなんです。
でもこういったこと、子育て中に出来ますか?
介護中にありえますか?
もしくは、一人暮らし、二人暮らしやけど、そんなお金も時間も余裕がないくらい、
働きづめないとならない、考えないといけない状況がある場合、そもそもそんなことに視野がいきますか?
時代がもっと昔というのもありましたが、私自身が子育てや介護や金策などに必死やった頃、
リフレッシュとかやすらぎとかデトックスとか瞑想とか、
私からすると、それこそ異次元、小説や漫画の中の話でした。
で そんな中で私は、忙しいときほど、だし汁をしっかりと取っていたんです。
慣れても一番だしは30分はかかりました。
さすがに泊まり込みのような時にはムリでしたが、でもそれでも、だし汁を取っていたんです。
なんでそんなことをしたか。
人間、美味しいものを食べると、幸せになるからです。
ちゃんと引いた、たっぷりのだし汁で、たった1品でもいいんで、いただく。
それこそ、引き立てのだし汁を少し分けて、
ほんの少しの塩と酒としょうゆを垂らし、わかめとねぎを浮かせるだけでえぇんです。
ある意味台無しですけど。でもある意味王道というか。
それを口に含んで、味わって、飲み込む。
すると、ほどなく喉の奥が痛くなって、気が付いたら涙がだーだー流れてるんですよ。
台所で味見してるだけやのに、不思議ですよね。夜中にだーだー涙が止まらないんですよ。
やってることは、だしの味見なんですけどね。
疲れているほど、この、だしの味が、効くというか、刺さるといいますか。
これを知ってから、忙しい時ほど、疲れている時ほど、必ずだしを取るようになりました。
夜中もしくは早朝にひとりものすごく集中して、だしを取ってるんですよ。なんか、こわいですよね。
「家族のために美味しい食事を作りたくて、だしを取った」とか、そんなキレイな話やなくてごめんなさい。
自分自身のためなんです。
でも、自分自身が幸せやと、健康やと、家族が、友人たちが、
そして仕事で関係する方たちが、みんな幸せになっていく、それは事実かもしれません。
実際、心身ともにいつも健康で、はつらつとしている方と一緒やと、
なんか、自分まで元気になるような気がする……、
ご縁があって、そんな方たちとご一緒したことがあったからかもしれません。
そういう方々みたいに、自分が、他の人たちにも元気を与えるような人になりたいなぁ……、
明日、私と会う人たちが、みんな元気になるとえぇなぁ……。
そう思うて、だしを取って、そしていただいています。
えらい壮大というか、オーバーな話に思えるかもしれません。
でも、口にするものが、明日の自分を作るんです。
だし汁、大切です。
少しでも多くの方に、だし汁の美味しさ、手軽さ、
そして、心身がとても喜ぶ味ということを伝えたくて、書きました。」
先日、友人と和食を食べに行った際、
お出汁のいい香りが広がるカウンター席で友人が言いました、
「私、お出汁の香りを嗅ぐと実家に帰らなって思うねん。」
お出汁の香り、母の愛、一番癒されるかも知れませんね。
本日もお読みくださりありがとうございました✿
blog by a.edamura