明日から3週に亘ってモデルハウス『SUBACO』のイベントをさせて頂きます。
コンセプト・・・SUBACO
住まいの「住」という漢字は「人」に「主」で『住』と書きます。
これは当て字で、もともとは鳥の『巣』の字を当てていたそうです。
古事記の中では住まいの意味で『巣』の字を使っています。
鳥の巣はヒナを育てるためのもの。
親は可愛いヒナを風や雨から守り、外的から身を守るために巣作りをしています。
人間の住まいづくりも同じです。
子供を育てる巣づくりであり、子供のためにあるべきだと思います。
子どもが健やかに育つための安全性や快適性、子供の感性や能力を伸ばす家こそが本来の住まいの役割です。
色や音が赤ちゃんの脳の発達に影響し、部屋の色で子どもの性格が変ることも分かっています。
そのため間取りやインテリアがとても大切です。
「人が住まいをつくるように、住まいも人をつくる」と言われます。
住まいが人間形成の上で大きな意味を持ち、環境の善し悪しが子育てを左右することは確かです。
・・・という事で今回は「とりの巣箱」をモチーフにデザインさせて頂きました。
今回のデザインの課題は「上質、上品にまとめる」事でした。
自分の性格上、コテコテした「足し算のデザイン」の方が得意ですが、
あえて今回は「引き算のデザイン」に挑戦してみました。
アクセントカラーは一切使わず、上品に且つ遊び心を入れつつ、、、
いつも以上に苦労しましたが妥協する事も無く、
業者さんやメーカーさんの協力の元、なんとか頭に描いた通りのものがカタチになりました。
将来住んで頂くご家族、お子さんが
この『SUBACO』から大空へ羽ばたいて頂きますように。。。
blog by Ryo Tanaka